自然をテーマにしたテレビ番組

動物の世界

このシリーズでは世界50カ国を訪問し、地球上の広大な風景を探検していきます。一つ一つのエピソードは、それぞれが長編ドキュメンタリーとなっています。第1章に続いて、各章ではそれぞれ異なる生態系を取り上げています。「砂漠と草原」、「凍てつく世界」、「森林」、「ジャングル」、そして「淡水と海洋の生息地」について3回に分けて紹介しています。

Around the globe(アラウンド・ザ・ワールド)

『Around the world』は、地球上の様々な生態系をエピソードを交えて紹介する番組で、自然をテーマにした番組としては主力のシリーズです。公開された年には、ノンフィクション・シリーズ、映画撮影、音響編集、音楽において4つの賞を受賞しました。

Freezing cold(フリージング・コールド)

『Freezing cold』は、ナショナルジオグラフィックの有名写真家が、タイムラプスカメラを使って長年にわたる気候変動を記録する様子に追った作品です。素晴らしいと同時に気が滅入るような作品でもあり、今年最も重要なドキュメンタリー作品であると批評家からの評価を受けました。『Chasing Ice』は人類に対して警鐘を鳴らし、私達に行動を促す作品でもあります。

Butterfly effect(バタフライ・エフェクト)

「今日は時間がない」「今日は何かと忙しい」、しかし「それでも世界の雄大さに驚嘆したい!」という方は、短編ながらも驚くほど説得力のあるこのドキュメンタリー番組をご覧ください。『Flight of the Butterflies』は、オオカバマダラがメキシコからアメリカへ、そしてアメリカからメキシコへと1年かけて移動する様子を追いかけています。

Preforming Orca(パフォーミング・オルカ)

公開当時、世界を震撼させた記憶に残るドキュメンタリー映画です。このドキュメンタリーは芸をするシャチのティリクムの物語で、動物が持つ知恵と人間による飼育が動物に与える影響を取り上げています。内容が衝撃的かつ力強く、水族館が行う危険な娯楽商売を暴露したものだと批評家から称賛を受けました。このドキュメンタリー映画は、水族館に体質の改善を迫るのに十分な影響力を持っていました。

Elephants (象)

このドキュメンタリーは、象牙取引(合法・非合法の両方)を調査するために潜入し、象牙の密猟という惨い伝統の真実を暴いていく番組です。『Elephants』が取り上げる内容は、活動団体や政策立案者に向けた強いメッセージです。残酷な象の殺害を避けるために、違法な象牙取引の実態を明らかにしてそれに反対しています。 

コングパーク

公園のウェブサイトによると、コンゴパークは地球上で最も生物学的多様性に富んだ地域のひとつであり、絶滅危惧種であるマウンテンゴリラの生息地でもあります。このシリーズは、国立公園に生息する動物たちの生活とそれを守るために活動するチームの献身的な姿、そして動物を狙う民兵たちの姿を捉えようとする番組です。作品公開から1年が経過した今、番組制作の舞台裏をゴリラに焦点を当ててご紹介します。このドキュメンタリーが公開された数年前から犯罪が増え始めたため、現在は公園の一部が立ち入り禁止になっています。

Chaising Coral (珊瑚を追う)

『Freezing Cold』の次作、『Chasing Coral』は海に舞台を移しました。この番組では、サンゴの白化現象と、温室効果ガスや有害物質がサンゴ礁の生態系に与える影響を検証しています。他の多くの作品と同様、地球温暖化に対して目に見える影響が出ており、危機が迫っていることに警鐘を鳴らすドキュメンタリーです。